Intermission season9-season10(ポエム?)
受けループから逃げた、元受けループ使いのおはなし。
シーズン9最終日、レートは2000と少し。2100に乗せようと深夜まで受けループで闘い続けた。しかし無慈悲にも大繁殖した氷の顔面との異様なマッチング率。さらにはめざ氷を搭載しグライオンを葬るギルガルドや当然のように滅びの歌を歌うゲンガー、もはや標準装備となった悪巧み化身ボルトロス。
勝てない……
体力の限界。そっとDSを閉じる。
「ラッキーはもう死んだ」
大黒柱であるラッキーを失った受けループが、沈みゆく泥船であることは明白。相棒と共に沈むか。それともいち早く逃げ出すのか。
「俺は……」
自分に勝ちを教えてくれた受けループという構築。だが、使い続ければ、勝利からは遠ざかるのみ。
「勝ちたい」
こうして1人の受けループ使いが消える。しかし、その目はまだ、死んでいない。